Mastraとは?
Mastra は Gatsby の開発チームによる TypeScript 向けのエージェントフレームワークです。エージェント、リトライと分岐を備えた型付きワークフロー、メモリ、検索、評価、トレーシングを1つのパッケージで扱います。
Mastra Studio は、エージェントのテスト、ツール呼び出しの観察、モデル設定の変更を行うローカルの Web UI です。ワークフローは人の入力を待って一時停止し、後で再開できます。MCP への対応が組み込まれています。
コアは2025年7月に Elastic License から Apache 2.0 に移りました。RBAC や SSO など ee/ フォルダー内のエンタープライズ機能は、別の商用ライセンスのもとにあります。
Mastraの料金は?
| プラン | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| Core | Free | Apache 2.0 |
| Starter | $0 | ホスト型プラットフォーム |
| Teams | $250/month | ホスト型プラットフォーム |
| Enterprise | Custom |
コアは Apache 2.0 のもとで無料です。ee/ フォルダー内のコードを本番で使うには Mastra Enterprise のライセンスが必要です。Mastra のホスト型プラットフォームは Starter $0、Teams 月 $250、Enterprise は個別見積もりです。 セルフホストの Enterprise は年額の定額料金です。
Mastraは使う価値があるか?
Mastra はエージェント、型付きワークフロー、メモリ、検索、評価、トレーシングを1つの TypeScript パッケージにまとめており、Node や Next.js のチームにとってはこの統合こそが選ぶ理由です。リトライ、分岐、人の入力を待つ一時停止を備えたワークフローエンジンは、Python で LangGraph が埋めている穴を埋めます。Studio はツール呼び出しとトレースをログではなくローカルで表示します。
ペースは強みであり、危うさでもあります。@mastra/core は9月30日の 1.72.0 から2026年10月21日の 1.79.0 まで進み、3週間でマイナーリリースが7回ありました。MakerStack や DEV Community のレビュアーは、破壊的変更は珍しくなく、サードパーティのチュートリアルは API に追いついていないと報告しています。未解決の issue は約600件です。
知っておくべき既定の動作が2つあります。Studio は MASTRA_TELEMETRY_DISABLED を設定しない限り PostHog のアナリティクスを読み込みます。また2026年10月の重大度の高い勧告で、1.75.0 までの @mastra/server では、認証なしの1つのクエリ文字列が Node プロセス全体を汚染し、ユーザー間でデータが漏れることが示されました。1.76.0 で修正されているので、HTTP で Mastra を提供している場合は最新のリリースにすべきです。
ライセンスはオープンコアです。フレームワークは Apache 2.0 ですが、ee/ フォルダー内の認証、エージェントビルダー、エディター機能はソース公開で、本番では有料ライセンスが必要です。Mastra のホスト型プラットフォームは Teams が月 $250 で、オブザーバビリティ イベント100万(1M)件と250 CPU 時間を含み、モデルのトークン料金に5.5%を上乗せします。量が多いと、このマージンはプラットフォーム料金より重くなります。
真価を発揮する場面
エンジニア4人の Next.js の SaaS チーム
ヘルプセンターを読んでチケットを起票するサポートエージェントを追加する
エージェントとツールを TypeScript で定義し、ヘルプセンターには Mastra の RAG を使い、チケット作成の前に人の承認ステップを置いたワークフローを組みます。フレームワークは無料です。マイナーリリースが毎週出るので @mastra/core は固定してください。
フィンテック企業のプラットフォームエンジニア
障害に耐え、レビュアーを待つ必要がある複数ステップの文書ワークフローを動かす
リトライ、分岐、一時停止と再開を備えた型付きワークフローを使い、状態はインメモリの既定ではなく Postgres に保存します。周辺の SSO と RBAC は Enterprise ライセンスの対象で、年額の定額料金です。
ホスト型のエージェントバックエンドの予算を組むエンジニアリングマネージャー
Mastra のプラットフォームとセルフホストのどちらにするか決める
Teams は月 $250 でオブザーバビリティイベント100万(1M)件、250 CPU 時間、100 GB の送信データを含み、超過分はイベント10万(100K)件ごとに $8、CPU 1時間あたり $0.25 です。常時稼働のサーバーはプロジェクトあたり $100 です。トークンは市場価格に5.5%を加えて課金されるので、モデルへの支出が大きい場合は、オープンソースのコアをセルフホストする方が通常は安くなります。
導入前に確認すること
- 導入
- npm create mastra@latest でプロジェクトを生成し、ローカルで Studio を開きます。@mastra/core は Node 22.13 以降を要求し、Node 22.18 以降なら TypeScript のファイルを直接実行できます。最初のエージェントは数分で動きますが、ドキュメントに所要時間の目安はありません。
- 連携
- モデルプロバイダー、MCP のクライアントとサーバー、フロントエンド向けの Vercel AI SDK UI と CopilotKit、メモリ向けの Postgres、LibSQL、ベクトルストア、PostHog などのトレースエクスポーター。
- データとプライバシー
- セルフホストではデータは自分のストアに残りますが、Studio は既定で PostHog の利用状況アナリティクスを送ります(MASTRA_TELEMETRY_DISABLED=1 を設定)。ホスト型プラットフォームの保持期間は Starter が15日、Teams が6か月で、Teams は SOC 2 の文書と SSO を提供します。GHSA-8982-g8xm-3x5h に対応するため @mastra/server は 1.76.0 以降に更新してください。
- 大規模利用時のコスト
- オープンソースのコアは無料で、モデルプロバイダーとホスティングに支払います。ホスト型の Teams は月 $250 に超過料金と5.5%のトークン上乗せが加わります。RBAC、監査ログ、SLA は Enterprise で、料金は要問い合わせです。
- 制限
- 未解決の issue は約600件、破壊的変更が頻繁で、インメモリのストアは本番に向かず、ee/ の機能を本番で使うにはライセンスが必要です。Python のチーム向けの同等品はなく、そちらは LangGraph や Pydantic AI が担います。
良い点
- エージェント、ワークフロー、メモリ、RAG、評価、トレーシングが1つの型付きパッケージに
- ツール呼び出しとトレースを見るローカルの Studio
- ワークフローは人の入力を待って一時停止し、再開できる
- MCP のクライアントとサーバーへの対応が組み込み
気になる点
- 3週間でコアのマイナーリリースが7回、破壊的変更の報告あり
- 無効にしない限り Studio は PostHog のアナリティクスを送る
- ee/ の RBAC、SSO、認証機能には商用ライセンスが必要
- ホスト型プラットフォームはモデルのトークンに5.5%を上乗せ
おすすめの人
エージェントや AI のワークフローを作る TypeScript と Next.js のチーム。
Mastraの代替
Mastra:よくある質問
- Mastraは使う価値があるか?
- TypeScript で最も充実したエージェントツールキットですが、リリースのペースが速く、バージョンを固定して変更履歴を読むチームほど恩恵を受けます。 評価は5点満点中4.4点です。
- Mastraの料金は?
- コアは Apache 2.0 のもとで無料です。ee/ フォルダー内のコードを本番で使うには Mastra Enterprise のライセンスが必要です。Mastra のホスト型プラットフォームは Starter $0、Teams 月 $250、Enterprise は個別見積もりです。セルフホストの Enterprise は年額の定額料金です。
- Mastraの欠点は?
- 3週間でコアのマイナーリリースが7回、破壊的変更の報告あり; 無効にしない限り Studio は PostHog のアナリティクスを送る; ee/ の RBAC、SSO、認証機能には商用ライセンスが必要; ホスト型プラットフ ォームはモデルのトークンに5.5%を上乗せ.
- Mastraは誰に向いているか?
- エージェントや AI のワークフローを作る TypeScript と Next.js のチーム。
- チームや本番環境でMastraを使うと費用はいくらか?
- オープンソースのコアは無料で、モデルプロバイダーとホスティングに支払います。ホスト型の Teams は月 $250 に超過料金と5.5%のトークン上乗せが加わります。RBAC、監査ログ、SLA は Enterprise で、料金は要問い合わせです。
- Mastraは企業データを扱っても安全か?
- セルフホストではデータは自分のストアに残りますが、Studio は既定で PostHog の利用状況アナリティクスを送ります(MASTRA_TELEMETRY_DISABLED=1 を設定)。ホスト型プラットフォームの保持期間は Starter が15日、Teams が6か月で、Teams は SOC 2 の文書と SSO を提供します。GHSA-8982-g8xm-3x5h に対応するため @mastra/server は 1.76.0 以降に更新してください。
- Mastraの代わりになるものは?
- 当サイトでレビューした中で最も近い代替はLangGraph, OpenAI Agents SDK 、 Google Agent Development Kit (ADK)です。
回答確認日:2026年10月26日
