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RetainDB

AI エージェントやアプリ向けのホスト型メモリ API。種類別の記憶、ハイブリッド検索、コーディングエージェント向けのオープンソースのローカル版を備えます。

レビュー: Andrew Miller · 更新

RetainDBを見る 無料プランあり

当サイトの評価

2.9/5

RetainDB は設計が理にかない、プランも安価ですが、誇張された自社ベンチマーク、矛盾する価格表示、5か月の沈黙のせいで、製品の記憶を任せるのは難しいです。

RetainDBとは?

RetainDB は、AI エージェントがユーザー、プロジェクト、自分の作業について学んだこと(好み、決定、訂正、セッション間の引き継ぎ)を保存し、モデルを呼ぶたびに関連する部分を返します。開発元は、ラゴスの独立系研究所 Bad Theory Labs です。

提供形態は3つです。RetainDB Cloud はホスト型 API で、プランは無料から月99ドルまで。RetainDB Server は Postgres と pgvector の上で自分で運用できる版で、Business Source License 1.1 です。RetainDB Local は2026年6月1日に Apache 2.0 で公開され、アカウントなしで手元のマシン上で Claude Code、Codex、OpenCode と使えます。

同社自身による2026年3月の LongMemEval の測定では、総合79%でした。npm での最後のリリースは2026年6月1日で、Hermes Agent は2026年10月15日に組み込みの RetainDB プロバイダーをコアから外しました。

RetainDBの料金は?

プラン価格内容
StarterFree月20,000回の書き込み、5,000回の読み出し、1プロジェクト
Builder$9/month書き込み75,000回、読み出し15,000回、3プロジェクト
Pro$29/month書き込み250,000回、読み出し75,000回、10プロジェクト
Scale$99/month書き込み1,000,000回、読み出し300,000回、50席
EnterpriseCustom専用インフラ、SLA、SSO

Starter は無料(月20,000回のメモリ書き込みと5,000回のコンテキスト読み出し、1プロジェクト)、Builder は月$9(書き込み75,000回、読み出し15,000回)、Pro は月$29(書き込み250,000回、読み出し75,000回)、Scale は月$99(書き込み1,000,000回、読み出し300,000回)、Enterprise は個別見積もり。ページのタイトルは今も月$20をうたっていますが、該当するプランはありません。

RetainDBは使う価値があるか?

サポート用のアシスタントが、再訪した顧客に、その顧客が先週訂正した内容をそのまま伝えてしまいます。解決策は単純に見えます。アシスタントに記憶を持たせればよいのです。しかしそうなると、何を保存するか、古い事実が戻ってこないようにするにはどうするか、返答のたびに検索が走るとどれだけかかるかを決めなければなりません。

RetainDB はそのためのサービスです。アプリが会話や明示的な事実を送ると、好み、決定、訂正、プロジェクトの状態といった種類に分類し、新しい事実を古い事実への更新や矛盾として結び付け、それぞれに有効開始日と有効終了日を付けて古い事実を退役させられるようにします。返答の前にコンテキストを求めると、意味とキーワードの両方で検索し、結果を並べ替えます。セルフホストのサーバーでは、既定で gpt-4o-mini が抽出を担います。

プランは安く、書き込みと読み出しで分けられており、記憶にとって正しい軸です。Starter は月20,000回の書き込みと5,000回の読み出しまで無料、Scale は100万回の書き込みと300,000回の読み出しで$99です。アシスタントが毎ターン検索するなら、注目すべきは読み出し回数です。5,000回は1日およそ170回です。

注意点:主張は割り引いて受け取る必要があります。トップページは RetainDB を LongMemEval の最先端と呼んでいますが、2026年3月の自社の表では総合79%で、名前の伏せられた最上位の競合の82%を下回り、上回ったのは好みの記憶(88%対70%)だけです。料金ページのタイトルは月$20とする一方、プランは$9、$29、$99です。SOC 2 は準備済みとあるだけで、認証は取得していません。無料のローカル版は、ローカルモデルを入れない限り単純なハッシュベースのベクトルを使います。パッケージの最後のリリースは2026年6月1日で、開発元は今では自社のコーディングモデルや推論 API も出しており、注力先に疑問が残ります。

結論:RetainDB は、ほかのことに移ってしまったごく小さなチームによる、それなりに有能な製品に見えます。週末のプロジェクトならそれで構いませんが、顧客の記憶を預かる企業には、電話に出てくれる提供元が必要です。

真価を発揮する場面

  • 数百人のユーザー向けに AI の文章コーチを作る個人の創業者

    ユーザーごとの文体の好みをセッションをまたいで覚えておきたい

    セッション後に remember を呼び、返答前に user_id で絞って検索します。月$9の Builder は読み出し15,000回、1日約500回分です。メッセージごとに検索するコーチならすぐに超えるので、$29の Pro に移ることになります。

  • ノートパソコンで Claude Code と Codex を使う開発者

    クラウドのアカウントなしで、決定事項や失敗した方法をセッションをまたいで残したい

    npx -y @retaindb/local でポート3111に API、3113にビューアーが起動し、connect all がエージェントの設定を書き込みます。ローカルの埋め込みモデルを入れないと、想起はハッシュベクトルに頼ることになります。

  • 従業員30人の SaaS 企業のプラットフォームエンジニア

    エージェントの記憶を社内の Postgres で運用したい

    docker compose と pgvector で RetainDB Server をセルフホストします。シングルテナントで、Business Source License により、商用ライセンスなしにホスト型サービスとして提供することは禁じられています。

導入前に確認すること

導入
登録して API キーを取得し npm install @retaindb/sdk を実行するか、ローカル版なら npx -y @retaindb/local を実行します。同社はセットアップウィザードで2分未満としています。
連携
TypeScript SDK、REST API、MCP サーバー、Vercel AI SDK・LangChain・LangGraph 用アダプター。サーバーは GitHub、Notion、Confluence、Slack、Discord、PDF、ウェブサイトをインデックス化します。
データとプライバシー
クラウドの記憶は RetainDB のサーバーに AES-256 で暗号化して保存されます。同社は、データを学習に使わず、保持期間を利用者が設定でき、任意のユーザーの記憶を API で削除できるとしています。SOC 2 は「準備済み」で認証はありません。ローカルのデータは ~/.retaindb にあります。
大規模利用時のコスト
月$99の Scale でコンテキスト読み出し300,000回、1日約10,000回分です。それを超えると Enterprise の個別見積もりで、超過料金は公開されていません。
制限
オープンソースのサーバーはシングルテナントです。ローカルモードは RETAINDB_API_KEY を設定しない限り、ポート3111と3113で認証なしに動きます。ベンチマークと40 ms 未満の検索という主張は同社自身によるものです。

良い点

  • 書き込みと読み出しで分けたプラン、無料から$99まで
  • 更新、矛盾、有効期間を持つ種類別の記憶
  • アカウント不要の、コーディングエージェント向け無料ローカル版
  • 顧客データで学習しないと明言、API で削除可能

気になる点

  • 自社の LongMemEval でも総合で79%対82%と劣る
  • 料金ページの入門価格が自己矛盾している
  • 2026年6月1日以降パッケージのリリースがない
  • SOC 2 は「準備済み」で認証なし

おすすめの人

少ない予算でエージェントの記憶を試作し、人手の少ない若い提供元を許容できる開発者。

RetainDBの代替

RetainDB:よくある質問

RetainDBは使う価値があるか?
RetainDB は設計が理にかない、プランも安価ですが、誇張された自社ベンチマーク、矛盾する価格表示、5か月の沈黙のせいで、製品の記憶を任せるのは難しいです。 評価は5点満点中2.9点です。
RetainDBの料金は?
Starter は無料(月20,000回のメモリ書き込みと5,000回のコンテキスト読み出し、1プロジェクト)、Builder は月$9(書き込み75,000回、読み出し15,000回)、Pro は月$29(書き込み250,000回、読み出し75,000回)、Scale は月$99(書き込み1,000,000回、読み出し300,000回)、Enterprise は個別見積もり。ページのタイトルは今も月$20をうたっていますが、該当するプランはありません。
RetainDBの欠点は?
自社の LongMemEval でも総合で79%対82%と劣る; 料金ページの入門価格が自己矛盾している; 2026年6月1日以降パッケージのリリースがない; SOC 2 は「準備済み」で認証なし.
RetainDBは誰に向いているか?
少ない予算でエージェントの記憶を試作し、人手の少ない若い提供元を許容できる開発者。
チームや本番環境でRetainDBを使うと費用はいくらか?
月$99の Scale でコンテキスト読み出し300,000回、1日約10,000回分です。それを超えると Enterprise の個別見積もりで、超過料金は公開されていません。
RetainDBは企業データを扱っても安全か?
クラウドの記憶は RetainDB のサーバーに AES-256 で暗号化して保存されます。同社は、データを学習に使わず、保持期間を利用者が設定でき、任意のユーザーの記憶を API で削除できるとしています。SOC 2 は「準備済み」で認証はありません。ローカルのデータは ~/.retaindb にあります。
RetainDBの代わりになるものは?
当サイトでレビューした中で最も近い代替はZep, Supermemory 、 ByteRoverです。

回答確認日:2026年11月6日