Codestral 25.08とは?
Codestral 25.08はMistral AIのコード補完モデルで、2025年7月末に公開され、現在もMistralのAPIで一般提供されています。得意とするのはfill-in-the-middle(FIM)補完です。カーソルの前後のコードを受け取り、その間に入るコー ドを素早く、1分間に何度も書き出します。インライン補完に必要なのはまさにこれです。チャット、関数呼び出し、構造化出力にも対応しています。
Mistralのコーディング系モデルは現在2系統に分かれています。高速な同期型補完のCodestralと、ファイルをまたぐリファクタリングのような複数ステップのエージェント作業向けのDevstralです。エディタ拡張のKilo Codeなどは、Codestralを既定の補完モデルとして使っています。
MistralのAPIでは、100万入力トークンあたり$0.30、100万出力トークンあたり$0.90で、batchでは半額です。FIM専用のエンドポイントがあります。Mistralのドキュメントではコンテキストは128Kですが、OpenRouterでは256Kと記載されています。Mistralはエンタープライズ向けのセルフホスト展開も提供しています。
Codestral 25.08の料金は?
| プラン | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| Mistral API | $0.30 in / $0.90 out per 1M tokens | FIMとチャットのエンドポイント |
| Batch | $0.15 in / $0.45 out per 1M tokens |
Mistral API:100万トークンあたり入力$0.30 / 出力$0.90。batchは$0.15 / $0.45。エンタープライズ向けセルフホストは個別契約です。
Codestral 25.08は使う価値があるか?
Codestralの仕事はひとつ、高速なインライン補完です。25.08アップデートについてMistralが示す数値は絶対値ではなく相対値ですが、エディタで重要な点を狙っています。採用される補完が30%増え、残される提案コードが10%増え、止まるべき所を越えて書き続ける暴走生成が半分になりました。よく引用されるfill-in-the-middleの95.3%というスコアは、以前の25.01版のものです。
これは専門モデルで、総合ランキングにもそれが表れています。総合的な知能のリーダーボードではかなり下位にあり、Mistral自身も複数ファイルにまたがる作業や推論の重い作業はDevstral 2に振り向けています。この分担は理にかなっています。補完モデルに必要なのは深い推論よりも、呼び出しごとの低遅延と低コストだからです。
コスト面では文句のつけようがありません。100万トークンあたり入力$0.30、出力$0.90なので、1日に数千回の補完を生成する開発者でも費用は数セントです。Kilo Codeなどのツールはこれを既定の補完モデルとして搭載し、無料で使える専用のCodestralキーを用意しています。
問題は古さです。Codestral 25.08は2025年7月のモデルで、Apache 2.0で公開されているMistral自身のDevstral Small 2をはじめ、より新しい小型コーディングモデルもローカルでコードを補完できます。Codestralのセルフホスト用ライセンスはオープンではなく商用です。ローカル補完にオープンウェイトを求めるチームは、代わりにDevstral Small 2かQwenのコーダーモデルを検討すべきです。
真価を発揮する場面
IDEまたはエディタ拡張のベンダー
ユーザーにインライン補完を提供する
カーソル前後のコードを渡して/v1/fim/completionsエンドポイントを呼び出します。$0.30/$0.90の場合、入力1,000トークン、出力50トークンの補完を100万回行うと約$345です。
Kilo Codeを使う開発者
VS Codeで無料の補完を使う
Kilo CodeはCodestral 25.08を既定の補完モデルとして使います。通常のMistralキーでは動かないため、専用のCodestralキーを設定してください。
コードのプライバシー規則が厳しい企業
クラウドAPIにコードを送らずに補完を動かす
Mistralにセルフホスト版Codestralの展開を依頼するか、代わりにApacheライセンスのDevstral Small 2を自社のGPUで動かします。
導入前に確認すること
- 導入
- MistralのAPIで、FIMまたはチャットのエンドポイント からcodestral-2508(またはcodestral-latest)を呼び出します。Kilo CodeやContinueなどのエディタプラグインが直接対応しています。
- 連携
- MistralのFIMおよびチャットAPI、batch API、OpenRouter。Kilo CodeをはじめとするIDE拡張。
- データとプライバシー
- MistralのAPIでは、オプトアウトしない限り無料枠のデータが学習に使われる場合があります。従量課金のユーザーはオプトアウトできます。セルフホストは契約による商用ライセンスです。
- 大規模利用時のコスト
- 100万トークンあたり$0.30/$0.90。50人の開発者がそれぞれ1日2,000回補完し、1回あたり入力1,000トークン、出力50トークンの場合、1日約$35です。
- 制限
- 補完専用のモデルで、推論や複数ファイルの変更は苦手です。Mistralのドキュメントではコンテキストは128Kです。この版のオープンウェイト公開はありません。
良い点
- 低遅延のfill-in-the-middle補完向けに作られています
- 100万トークンあたり$0.30/$0.90で、batchでは半額です
- Kilo Codeなどのツールで既定の補完モデルです
- Mistralによれば、以前の版より暴走する補完が少なくなっています
気になる点
- 2025年7月の公開です
- 推論とエージェントタスクは弱く、MistralはそれらをDevstralに振り向けています
- セルフホストは商用ライセンスで、オープンウェイトではありません
- コンテキストはMistralでは128K、OpenRouterでは256Kと記載が食い違っています
おすすめの人
安価で高速なインラインのコード補完をAPI経由で使いたい開発者やIDEベンダー。
Codestral 25.08の代替
Codestral 25.08:よくある質問
- Codestral 25.08は使う価値があるか?
- インライン補完には今も妥当で安価な選択肢ですが、公開から15か月が経っており、次の数行を補完する以上の用途には向きません。 評価は5点満点中3.9点です。
- Codestral 25.08の料金は?
- Mistral API:100万トークンあたり入力$0.30 / 出力$0.90。batchは$0.15 / $0.45。エンタープライズ向けセルフホストは個別契約です。
- Codestral 25.08の欠点は?
- 2025年7月の公開です; 推論とエージェントタスクは弱く、MistralはそれらをDevstralに振り向けています; セルフホストは商用ライセンスで、オープンウェイトではありません; コン テキストはMistralでは128K、OpenRouterでは256Kと記載が食い違っています.
- Codestral 25.08は誰に向いているか?
- 安価で高速なインラインのコード補完をAPI経由で使いたい開発者やIDEベンダー。
- チームや本番環境でCodestral 25.08を使うと費用はいくらか?
- 100万トークンあたり$0.30/$0.90。50人の開発者がそれぞれ1日2,000回補完し、1回あたり入力1,000トークン、出力50トークンの場合、1日約$35です。
- Codestral 25.08は企業データを扱っても安全か?
- MistralのAPIでは、オプトアウトしない限り無料枠のデータが学習に使われる場合があります。従量課金のユーザーはオプトアウトできます。セルフホストは契約による商用ライセンスです。
- Codestral 25.08の代わりになるものは?
- 当サイトでレビューした中で最も近い代替はDevstral Small 2, Devstral 2 、 Qwen3.8-27Bです。
回答確認日:2026年10月25日
