Mistral OCR 4.1とは?
Mistral OCR 4.1はMistral AIの文書読み取りモデルで、同社のDocument AIサービスの中核です。OCR 4は2026年6月23日に公開され、OCR 4.1が7月16日に続いて8月31日に一般提供となり、OCR 4.0は9月30日に廃止されました。PDF、Word、PowerPoint、OpenDocumentの ファイルをテキストに変換し、段落単位のバウンディングボックス、各ブロックのラベル(タイトル、表、数式、署名など)、ページ・ブロック・単語単位の信頼度スコアを返します。
10の言語グループにわたる170言語を読み取ります。MistralのAPI、Amazon SageMaker、Microsoft Foundryで提供され、自社のインフラで動かしたいエンタープライズ顧客向けには単一のコンテナとしても提供されます。Document AIは同じエンドポイントを使い、指定したスキーマに合うJSONを返します。
APIの料金は1,000ページあたり$4、Batch APIでは$2、Document AIのアノテーションは1,000ページあたり$5です。
Mistral OCR 4.1の料金は?
| プラン | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| OCR API | $4 per 1,000 pages | バウンディングボックス、ブロックのラベル、信頼度スコア |
| Batch API | $2 per 1,000 pages | |
| Document AI annotations | $5 per 1,000 pages | スキーマに合わせたJSON出力 |
1,000ページあたり$4。Batch APIでは1,000ペー ジあたり$2。Document AIのアノテーションは1,000ページあたり$5。エンタープライズ顧客向けのセルフホスト用コンテナは個別契約です。
Mistral OCR 4.1は使う価値があるか?
OCR 4.1は、Mistralがこれまでに出した中で最も充実した文書読み取りAPIです。OCR 3からの追加点は実際のパイプラインで効いてきます。バウンディングボックスで回答の出どころを強調表示でき、ブロックのラベルで表と本文を分けられ、信頼度スコアで不確かなページを盲信せずに人に回せます。
Mistralのベンチマークは良好ですが、留保付きです。OlmOCRBenchで85.20とテストしたシステム中の最高点、OmniDocBenchで93.07、12言語600件の文書のブラインド比較で平均勝率72%と報告しています。Mistral自身、競合のスコアは自社での再現であり、結果は方向性を示すものだとしており、競合ごとの数値はグラフでしか示されていません。Hacker Newsの利用者は、活字のスキャンには強いものの、手書き文字ではClaudeより弱いと感じています。
注意点:価格です。1,000ページあたり$4は、多くのガイドが以前のMistral OCRについて今も引用している$1の4倍で、AWS TextractやAzure Document Intelligenceの一部の見積もりの2倍以上、Cohereの$1.50を大きく上回ります。Batch APIなら半額になり、アーカイブ作業の多くではバッチが正しい選択です。
EUでのホスティングやオンプレミスのコンテナで、正確でレイアウトを理解するOCRを求める欧州の企業にとっては有力な選択肢です。コスト重視の大量処理では、PaddleOCR-VLやDeepSeek-OCR 2のようなオープンモデルを自前のGPUで動かすほうがはるかに安く済みます。
真価を発揮する場面
訴訟記録をデジタル化する法律事務所または特許事務所
引用のためにページ上の位置とともにテキストを抽出する
バウンディングボックスを使って抽出した各箇所をページ上の位置に結び付け、信頼度の低いブロックはレビューに回します。200,000ページのアーカイブはBatch APIで約$400です。
明細書や申込書を処理する銀行
文書を構造化されたJSONに変換する
Document AIは1,000ページあたり$5で、スキーマに合ったJSONを返します。データを銀行の外に出せない場合は、Mistralにセルフホスト用のコンテナを依頼します。
多言語の文書を対象に検索の仕組みを作る企業
多くの言語の文書を検索用にインデックス化する
OCR 4.1は170言語に対応し、MistralのオープンソースのSearch Toolkitに入力を渡せます。ブロックのラベルで表と本文を別々にインデックス化できます。
導入前に確認すること
- 導入
- /v1/ocrエンドポイントでmistral-ocr-latest(現在はOCR 4.1)を呼び出すか、半額なら/v1/batchを使います。Amazon SageMakerとMicrosoft Foundryでも使えます。
- 連携
- Mistral API、Document AIの構造化出力、Search Toolkit、Amazon SageMaker、Microsoft Foundry。Snowflakeは近日対応とされています。
- データとプライバシー
- API規約はMistralの規約に従います。無料ティアのデータはオプトアウトしない限り学習に使われる可能性があり、従量課金の利用者はオプトアウトできます。エンタープライズ顧客向けの単一コンテナのセルフホストなら、文書は自社のインフラにとどまります。
- 大規模利用時のコスト
- 100万ページで標準APIなら$4,000、バッチなら$2,000、Document AIのアノテーションは$5,000です。バッチファイルは512 MB、100,000リクエストまでです。
- 制限
- 文書専用で、音声、動画、リアルタイム処理には使えません。Mistralは医療、法律、重大な金融判断には使わないよう求めています。採点上の不具合が数式の多いページや多段組みのページに影響します。
良い点
- 段落のバウンディングボックス、ブロックのラベル、ページ・ブロック・単語単位の信頼度
- Mistralによると、OlmOCRBenchで85.20、OmniDocBenchで93.07
- 170言語に対応し、Mistralのテストでは資源の少ない言語にも強い
- エンタープライズ顧客向けの単一コンテナでのセルフホスト
気になる点
- 1,000ページあたり$4で、以前のMistral OCRの価格の4倍
- 競合のスコアはMistral自身による再現
- 初期の利用者によると、手書き文字ではClaudeより弱い
- セルフホストはエンタープライズ契約経由のみ
おすすめの人
ページあたりの最安コストよりも、レイアウト、信頼度スコア、EUまたはオンプレミスでのホスティングを必要とする文書パイプラインを作るチームに向いています。
Mistral OCR 4.1の代替
Mistral OCR 4.1:よくある質問
- Mistral OCR 4.1は使う価値があるか?
- 役に立つ信頼度スコアとセルフホストの選択肢を備えた、レイアウトを理解する強力なOCRです。ただし価格は前身や一部の競合の4倍です。 評価は5点満点中4.2点です。
- Mistral OCR 4.1の料金は?
- 1,000ページあたり$4。Batch APIでは1,000ページあたり$2。Document AIのアノテーションは1,000ページあたり$5。エンタープライズ顧客向けのセルフホスト用コンテナは個別契約です。
- Mistral OCR 4.1の欠点は?
- 1,000ページあたり$4で、以前のMistral OCRの価格の4倍; 競合のスコアはMistral自身による再現; 初期の利用者によると、手書き文字ではClaudeより弱い; セルフホストはエンタープライズ契約経由のみ.
- Mistral OCR 4.1は誰に向いているか?
- ページあたりの最安コストよりも、レイアウト、信頼度スコア、EUまたはオンプレミスでのホスティングを必要とする文書パイプラインを作るチームに向いています。
- チームや本番環境でMistral OCR 4.1を使うと費用はいくらか?
- 100万ページで標準APIなら$4,000、バッチなら$2,000、Document AIのアノテーションは$5,000です。バッチファイルは512 MB、100,000リクエストまでです。
- Mistral OCR 4.1は企業データを扱っても安全か?
- API規約はMistralの規約に従います。無料ティアのデータはオプトアウトしない限り学習に使われる可能性があり、従量課金の利用者はオプトアウトできます。エンタープライズ顧客向けの単一コンテナのセルフホストなら、文書は自社のインフラにとどまります。
- Mistral OCR 4.1の代わりになるものは?
- 当サイトでレビューした中で最も近い代替はPaddleOCR-VL-1.6, DeepSeek-OCR 2, Unlimited-OCR 2 、 Gemini 3.5 Flash-Liteです。
回答確認日:2026年10月25日
