Attioとは?
Attioは、現代のスタートアップ向けに作られた顧客関係管理(CRM)ツールです。メールとカレンダーを同期して連絡先と企業のデータベースを自動で作り、カスタムオブジェクト(投資家やパートナーなど独自のレコードの種類)とビューで形を整えられます。その使い 心地はSalesforceよりもNotionやAirtableに近いものです。
AIは2026年に段階的に導入されました。Attioの変更履歴によると、CRMのデータについての質問に答えるチャットアシスタントAsk Attioが2月4日に、MCPサーバーが2月19日に、AIエージェントを備えて作り直されたWorkflows基盤が6月9日に公開されました。AI機能は、シートごとの月間クレジットとワークスペース共有のクレジットを使います。Plusは1シート500と共有1,500、Proは1シート1,000と共有10,000です。
プランの制限は価格と同じくらい重要です。Plusはオブジェクト5個、レコード250,000件、シート10席まで、Proはオブジェクト12個、レコード100万件、シート無制限で、通話の録音と分析(Call Intelligence)とメールシーケンスが加わります。
Attioの料金は?
| プラン | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| Free | Free | 3シートまで |
| Plus | $35/seat/month yearly ($44 monthly) | 10シートまで |
| Pro | $79/seat/month yearly ($99 monthly) | |
| Enterprise | Custom | 年払いのみ、SAML付き |
Freeは3シートまで。Plusは年払いで1シート月$35(月払いは$44)、10シートまで。Proは年払いで1シート月$79(月払いは$99)。Enterpriseは個別見積もりで年払いのみ、SAML付き。追加のAIクレジットは5,000で月$70から(年払い)。スタートアップは最大80%割引です。
Attioは使う価値があるか?
CRMは人が情報を入れて初めて機能しますが、ほとんどの営業チームは最初の1か月を過ぎると静かに入力をやめます。結局、高価で空っぽのSalesforceと、誰もが実際に使うスプレッドシートが残ります。
Attioは自分で情報を埋めます。メールとカレンダーを接続すると、すでにやり取りしている人と企業のレコードが作られます。カスタムオブジェクト(ファンドや創業者など独自のレコードの種類)と、スプレッドシートのように動くビューにより、ベンチャーファンド、マーケットプレイス、両面型の営業活動でも管理者なしで自分たちに合った形に設定できます。
RedditやXの創業者や初期の営業チームは、使うよう催促しなくて済んだ初めてのCRMだとよく語っています。これはどんな機能一覧よりも重要です。
エンジニアにとって、APIはこの価格帯のCRMとしては余裕があります。ワークスペース全体で毎秒100件の読み取りと25件の書き込みが可能で、AIエージェントがCRMを扱えるMCPサーバーもあります。
注意点:プランの制限が請求額を左右します。Plusはシート10席、オブジェクト5個、レコード250,000件が上限なので、11人目のユーザー、6個目 のカスタムオブジェクト、大量のインポートのいずれかで、ワークスペース全体が年払いで1シート$79のProに移ります。Plusの$35の2倍以上です。10人のチームはProなら年$9,480、Plusなら年$4,200です。Call Intelligence、シーケンス、高度な権限、請求書払いはProに、SAMLのシングルサインオンはEnterpriseにあります。
AIは込みではなく従量制です。Ask AttioとWorkflowsのエージェントのステップはクレジットを使い、シートごとの分と共有分を使い切ると、追加パックは年払いで5,000クレジット月$70から、50,000クレジット$475までです。AttioのAIポリシーでは、顧客データで学習せず、提供元にも学習させないとしていますが、モデル提供元としてGoogle、OpenAI、Anthropicを挙げ、それらのグローバルエンドポイントを使い、データ処理契約(DPA)に基づいて提供元を変更する権利を留保しています。
書類はライバルより軽めです。Attioは2022年にISO 27001認証を発表し、GDPRへの準拠を表明していますが、確認した時点では自社のページにSOC 2レポートは載っていませんでした。米国の調達チームの中には、HubSpotやSalesforceの資料を開く前からそれを求めるところもあります。
結論:Attioは10人以下のうちに使い始めて育てていくCRMです。11人目を採用するときが計算し直すタイミングです。その1シートで、すべてのシートの価格が2倍以上になるからです。
真価を発揮する場面
パートナー4人のシードファンド
CRMの管理者なしで案件の流れ、創業者、共同投資家を管理する
ファンド、企業、創業者のカスタムオブジェクトは、年払いで1シート$35のPlusで使え、4人で年$1,680です。メールとカレンダーの同期で関係の履歴が自動で埋まります。注意すべき制限はオブジェクト5個の上限です。
HubSpotから移行する15人のB2B SaaS営業チーム
パイプライン、通話録音、シーケンスを一か所で回す
15シートではPlusは使えないため、チームは1シート$79のProになり、年払いで年$14,220です。Call Intelligence、シーケンス、共有のAIクレジット10,000が含まれます。移行の支援は営業との相談になります。
製品の利用状況をCRMにつなぐRevOpsエンジニア
データウェアハウスから取引先のアクティビティを1時間ごとに同期する
ジョブがREST APIの毎秒25件の書き込み制限内でレコードをupsertし、エージェントはMCPサーバー経由でCRMを照会します。参照を通じて作成される各レコードは追加の書き込みとして数えられるため、バッチジョブには流量制御が必要です。
